これは絶対に口にするものではありません。
よく「あいつは、おれが育てたんだ」と耳にしませんか。
それを言っている人はどうですか。
はっきり言ってみっともなくないですか。
何年も何十年も言っている人がいます。
見苦しいことです。
かつての自分の部下に対して、いつまでも恩をきせるようなことを言うものでは
ありません。
元部下が自分を追い越し、昇進した場合は「嫉妬」や「ひがみ」にしか聞こえません。
元部下が出世したのは自分の手柄であるかのように、「俺の下にいたときは、こんな失敗を
して、助けてやったもんだよ」などと言う人は、器が小さい人です。
元の部下の出世を喜び、祝福してあげるのは職場でのルールなのです。
組織の中で働く以上、部下が自分を追い抜き、昇進していくことはよくあることなのです。
自分より職制が上になった、元部下を人前で「おい、○○君」などと呼ぶことは、
絶対のタブーです。
自分が世話になった人には、敬意を払うのは人としては当然のことですが、
それを世話をした人が求めてはいけません。
求められた人は、「あの時は、お世話になりました」しか言いようがありませんし、
本人にしてみれば良い思い出ではないかもしれないのです。
以前に仕事を教えたことが事実であっても、その元部下や後輩が今はあなたより
責任のある地位にあるのならば、敬意を払いましょう。
敬語で話せるのが社会人です。
最後に、人は世話になった人を懐かしがるより、煙たがるものだということを覚えておきましょう。
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